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祖谷で未だに茅を肥料に使っているのは、肥料を購入するほど農産物を販売しようという動きがあまり無いおかげかもしれない。 元々傾斜が急で水田が作れず、土地もあまりよくないため蕎麦が特産品となっている場所、ここの農産物を売ろうという考えはあまり地元の人には馴染みがないのだろう。
しかしこの茅、実は肥料としてはかなり優れている。 一般の肥料に比べて大きな粒ができるから、土に混ぜられた茅は土壌に隙間を多く産む。 この隙間が水を含み、通気性をよくして植物の成長を促す。 さらには細かく切った茅で地面を覆うと、雨水を受け止め土壌の流出を大幅に減らす。 祖谷のように傾斜地で農業をしている場所では、この土壌流出防止の効果はとても大事。
でも、茅を集めるのは一苦労。 売っている肥料を買うほうが楽なのは間違いない。 ならば、茅場・草原の生態系を維持するならば、その草原で取れる茅を肥料にして農家に売るのもいいかもしれない。 今なら有機栽培の農産物はその分高く売れる。 うまくやれば祖谷の農業の活性化もできないかなー。
被災地のペット達
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一度、便利さを覚えたら、昔には戻れないから、
返信削除生態系を守るには「それでがお得だ」みたいな、
経済を強調しないと上手くいかないだろうね。
経済を強調しないと上手くいかないのは間違いないんだけど、祖谷の場合農業で稼ごうという考えもないからまた厄介。 まぁおかげで昔ながらの農業の面影を強く残しているんだろうけどね。
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