はじめに

このブログはNPOちいおりトラストのメンバーが書いているものですが、あくまで個人のブログです。 ちいおりトラストとしてのブログではありません。 一応気を付けてはいますが、もし誰かの気分を害したりするようなことを書いてしまった場合、苦情などは僕個人に対して発してください。 
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2011年5月29日日曜日

台風

台風が来ているらしい。 TVも新聞も無いから聞いた話。 

さて、祖谷で大雨が降るとどうなるか。 前にも道が滝や川になったりすると書いたが、今日車を走らせてみたところ、祖谷の生命線たる国道は全面通行止めになっていた。 といっても、その国道をしばらく走っていると全面通行止めと書いた標識の裏面が正面に見えてくるという状況。 つまり通行止めだった場所を知らず走っていたわけだ。 標識も「公式には通行止めにしてますよ」という意思表示だけで、車を通さないようには置いていない。 そんなことをしたら地元の人は生活できないから当然だが。 当然他の車も走っている。 この道が通行止めでは祖谷の各集落は本当に陸の孤島になる。 

そういえば冬の間も、普通に人が暮らしている場所への道が全面通行止めにはなっていた気がする。 そして普通に地元の人はそこを車で走っていた。 

この「通行止め」にする意味は、要は行政は事故があった場合に責任を負わない、というだけなのだろうか。 それとも国道は全国共通の基準で通行止めにする状況などが定められているのかもしれない。 しかし祖谷のような場所では基本道は1つしかないから、通行止めにされてもその道を使うしかない。 

建前と現実の使い分けは日本ではよく見かけるが、どうも好きになれない。 ルールが現実に合ってないのであればさっさと合うルールに変えるべきだと思うのに、ルールはルール、現実は現実と使い分けてしまう。 しかしルールのためのルールは意味が無い。 ルールに意味が無ければ、結局は無法地帯も同じなのに、律儀にルールの建前だけ維持され、その建前だけを維持するための仕事をする人までいる。 なんとも無駄なことのように思ってしまう。 

祖谷のような田舎では余計にこういった建前だけのルールが目立つ気がする。 恐らくルールを作っている人間は田舎の状況を知らずにルールを作っている、というのもあるのだろう。 田舎の人間がここは他所と違うと勝手にルールを無視しているのもあるだろう。 足りていないのはやはりコミュニケーションだろうか? 


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